今年もいろいろ試行錯誤しています。家庭菜園2年目です。
2024年は主にペットボトルとスポンジで野菜を育てました。
根腐れしたり、葉に斑点が出たり、藻だらけになったり、トラブルに見舞われるたびあれこれ調べながら育てました。
素人なりに増えてきた知識と経験を頼りに、今年はこのスタイル↓でやってみています。

上に土、下に水
ペットボトルの上1/4を切って、クチの部分を逆さにして本体にはめこむやり方は去年と同じです。
写真ではより安定性が出るように穴を開けたプラカップをはめています。
去年はここに100均のスポンジをつめて土代わりにしていました。
今年は三角コーナー用のごみネット(ストッキングタイプ)を敷き、その上に少量の土をのせたものを使っています。
去年の1年間スポンジを使ってみた結果、なんか植物とスポンジって相性悪いなって思ったんですよね。
スポンジってごりごりの無機物なので、あっという間に白カビや藻の拠点になってしまいまして。
さらにそれらが徐々に植物の根本に侵食して根や茎が傷みまくり……
枯れこそしませんでしたが、二十日大根のように根っこを食べる野菜には都合が悪かったです。
大好きなパクチーの根もあまり回収できなかった記憶が。
あと安定性が無い。スポンジふわふわ、野菜ぐらぐら

じゃあ土なら何もかもうまくいくんじゃね!?
と考えたのであった
少量とはいえ保水性のある土、通気性を良くしないと根腐れしそうと思ってペットボトルには多めに穴を開けました。
同じ大きさの素焼きの鉢とペットボトルの鉢を使ったとき、ペットボトル鉢が圧倒的な通気性の悪さを示した覚えがあるので。
土をセットし種をまいたらアオコ繁茂を抑制するためのアルミホイルを巻き、日当たりのいい場所に置いて待ち。
どきどき。今年こそ夏野菜を大量に収穫したい。

そこそこ良きです
二十日大根の形ブスくない????イオンに売ってる二十日大根はなんであんなに美しいんですか??匠の技なんですか??
4ヶ月ほどやってみた感じ、土のほうがスポンジより具合の良い印象でした。
大根系はちゃんと肥るし、野菜の根元がカビに覆われて汚くなることもありません。
全体的に徒長がマシになった気もします。
土の乾き具合でなんとなく水の過不足もわかります。
しかーし!

なんだかじめっとしてしまった!(曖昧)
うまくバシッと説明できませんがなんかジメッとしました全体的に
スポンジのときより植物が元気そうなのは確かですが、培地が土になったことによって湿度の管理が難しくなったようです。
ちょっとやそっとじゃへこたれないルッコラと小松菜は根腐れを起こし、モロヘイヤは(おそらく低温と過湿によって免疫が弱っていたところに糸状菌が感染して)病気にかかり、赤しそは新芽にカビが生えました。
む、むずかしーーーーーーーーー

通気性マシになるかなと思って
ペットボトルの側面に穴をあけた
ただ、根腐れおこしてデロデロに垂れ下がってしまったルッコラ&小松菜は、いったん水を抜いて根を洗い1日程度乾かして元に戻したら復活しました。
水耕栽培ゆえ根腐れしやすいけど、水耕栽培ゆえ根を洗って復活を果たせるという……
普通の土耕栽培は根腐れから復活できるのかな?
赤しそは、カビとの生存競争に勝った選ばれし個体だけが無事に本葉を出し、残ったカビとカビた新芽は後に土に吸収されていきました。めでたしめでたし。めでたくない。

調子の悪いモロヘイヤ…
問題はモロヘイヤです。
葉に褐色の斑点が出て、数日で数が増え、古い葉から新しい葉へ、下葉から上部へ広がっていく謎の症状。
モロヘイヤ&黒い斑点でググると「寒さによる生理障害」と「黒星病」しか出てきませんが、たぶん、この斑点は違うと思う……たぶん…
病変の雰囲気と進行が黒星病っぽくないんですよね。寒いときの生理障害の点々はもっと黒くて細かいし。
原因不明の斑点はだいたい糸状菌によるものだとどっかのすごいサイトに書いてあったので、糸状菌なのかなと思ってます。
それか◯◯過剰とか◯◯不足とかの別の生理障害。
どっかのすごいサイト
ネットで得られるモロヘイヤ栽培の情報ってまだ少なそうなので、手探りでコツを掴んでいきたい所存です。
ホームセンターの園芸コーナーを巡っていると同様の斑点が出ているモロヘイヤをちょいちょい見かけるので、もしかしてそんなに深刻な異常ではないのかも?
実は去年のモロヘイヤも一部これに罹ってました。
去年はスポンジ栽培だったので、土中にひそんでいた菌から感染したとは考えにくいです。
まったく同じ環境下で育てていたモロヘイヤのうちの1、2本だけが罹患していたのをふまえると、免疫が強い個体には感染しない、つまりインフルみたいな感染力激強ウイルスではなく、カンジダ菌や風邪菌みたいなどこにでもいる菌が由来の疾病かもしれません。
さらに、去年も今年も本葉が2、3枚くらいの生育初期に斑点が出ています。
去年、斑点が出ないまま大きくなったモロヘイヤに、途中から病変が出ることはなかったです。
以上をふまえると………
つまり………
要するに……

ばなな
わかりません!!!!!!わからん!!!!!知識も経験も足りぬ!!!!!!
でもたぶんきっとおそらく答えはこれと一緒です。
「風邪をひかないために何をすべきか」
モロヘイヤってアフリカらへん出身の高温多湿に強い野菜だったはず。
暑い国だと一年以上育てられる場合もあるとかないとか。でも日本だと秋冬の寒さに耐えられず枯れます。
モロヘイヤを育てていて思うのは、「18℃以下くらいの気温で一気に調子悪くなってそう」です。
直射日光直撃35℃とかの「高温」は全然平気、「多湿」も大根なんかに比べたら平気、でも18℃以下というモロヘイヤにとっての「低温」な日が続くとすぐ生理障害で葉に細かい黒い点が出てきて、そこに「多湿」ではなく「過湿」な環境が合わさると弱ってそこへワンチャン狙ってやって来た菌にやられるって感じ。推測ですけど。
モロヘイヤの種をまく時期は春ですが、春ってどうしても昼夜の寒暖差が大きくて夜間が10℃以下になっちゃう日があったり、雨の日が激寒だったりします。
室内に置いていても使っていない部屋の窓際だと結構寒くて…まぢモロヘイヤと一緒に私の自律神経もくたばる
だからモロヘイヤに関しては、種からある程度の大きさになるまで保温して育てて、病気に負けづらい株にするといいのかな。
なに今さら当たり前のこと言ってんだって感じですが。
だだだって小松菜やルッコラではこんなことなかったんだもん!あいつらが病気になったとこ見たことないんだもん!適温の範囲広すぎて適当でも育ってくれるし!!丈夫すぎてまちがえて10倍希釈のリンゴ酢ぶちかけたときもピンピンしてたよ!!(絶対に真似しないでください枯れます)

暖かくなったからか、斑点の拡大が
マシになってきたモロヘイヤ
調子の悪くなってしまった植物はとりあえず太陽光を浴びせて適温に保つのがいいのかなと思います。
水耕栽培の場合は根っこが目視できるので、べっちょり腐ってる部分があったら洗い流して、肥料を混ぜない水で様子を見る…
残す課題はこの土あり水耕栽培のジメジメ感をどうしていくかです。
ジメジメのデロデロの緑水でも意外と野菜は育ちますが、急に根腐れを起こしてしなびたり、弱って糸状菌に感染したりする可能性を上げてしまうので、今後は水質の改善を目指したい。
水耕栽培あるあるですよね、水換えめんどくさい vs 水めっちゃよどむ
あとは、水換えめんどくさい vs アオコ無限に生えてくる
もうひとつ、水換えめんどくさい vs 根っこがべちゃべちゃでヘドロ臭い
どうすればいいんでしょう?
はいもう答え出てます面倒くさがらず3日に1回くらいの頻度で鉢の水捨てて軽く洗って新しい水いれて肥料溶かせばいいんですよ×n本
面倒くさがりさえしなければ水質の問題は大幅に改善します、はい。
でも面倒くさいものは面倒くさいのです。
だから困っているのです。

次回
「水換えせずに水質を保つにはどうすればいいのか?」
楽したい。楽したい…ッ!
そう、発明とは怠惰から生まれる。
楽しく考えていきたいと思います。
おしまひ