これはアオコと呼ばれる極小の生物の集まりで、植物の成長を邪魔するとされています。
なので、アオコが発生しないようペットボトルにアルミホイルをまいて遮光しましょう!というのが水耕栽培のセオリーになっているようです。
ほーん…
めんどくさい
メンドクサイヤリタクナイ、ただそれだけの理由で、アオコとの共存をはかるべくアオコについて簡単に調べてみました。
アオコの正体は
藍藻(らんそう)と呼ばれる細菌らしい
藍藻、またの名をシアノバクテリア。
肉眼では見えないちっちゃ〜〜〜〜い細菌的ななにか。
植物と同じように昼間は二酸化炭素を吸って光合成をして、夜は酸素を吸って呼吸をするそうです。
藍藻が湖や池に大量発生してしまうと、呼吸のため夜間に酸素をめっちゃ使うので、魚が窒息死してしまったりするらしい。
あと、藍藻が水面を覆うことで湖の中に光が届かなくなり、湖の中に住んでる草が光合成できなくて死んでしまうとか。
なかにはやべー毒を出すやつもいるんだって。
今しゃべったことは全部
ウィキペディアに載ってます
水耕栽培では、根っこに藍藻がくっついて水や栄養の吸収を邪魔するから良くないという話をよく見かけます。
植物の根っこって何かの成分の濃度が高くて、浸透圧の差を利用して水を取り込んでいるのだとどこかで読んだことがあります。
つまり藍藻より根っこの濃度(密度?)が強ければ平気だけど、藍藻が増えまくって根っこにパワー(浸透圧)勝ちするようになったらまずいってことかな。しらんけど。
「昼間は光合成をして酸素を発生させる」ってのも気になりますよねー。
藍藻の使う酸素<出す酸素になっている昼間なら、天然のエアレーションってことにならない??
水耕栽培で根っこに酸素供給するため人工的にブクブク水面を揺らす方法があるじゃないですか。
藍藻がそれやってくれてるみたいな、そんな都合の良い話だったらいいのに。
アオコの発生したペットボトル
日中は気泡がついてます
1ヶ月、2ヶ月と水耕栽培を続けるにつれ、少しずつアオコの発生した鉢が増えてきました。
最初のころは神経質に洗っていましたが、ふと気づきました。
よく育ってる野菜の鉢ほど緑になってる
たまたまかな?
なんか関係ありそうです。
「アオコが発生すると植物の生育が良くなる」ではなくて、「アオコが発生するような環境では植物もよく育つ」みたいな、そういう因果関係がありそう。
二十日大根が成長できないような光の弱い環境では、一度もアオコ発生してないんですよね。
大きく育った植物の根からは排出物の量も多いからアオコ増えやすいってのもあるかもしれないけど。
アオコが天然エアレーションになる説は置いておくとして、少なくとも栽培環境を見極めるバロメーターにはなってくれるんじゃないでしょうか?
藍藻は豊富な栄養があって、日当たり良好な場所で増えるらしいから。
一部の藍藻は温泉とか海底でも生きれるらしいけど。意味わからん怖
今日初めて知った言葉
「窒素固定」
もうひとつ気になること。
藍藻は、窒素をアンモニアに変える機能を持つらしい。
窒素(N)は生物に必要なものだけど、生物が栄養として体内に取り込めるようにするにはなんやかんやして違う形にする必要があるらしくて、そのなんやかんやの行程を藍藻ができるっぽい。
え??すごくね??植物の成長に不可欠な成分って窒素・リン・カリウムじゃん。
藍藻がなんやかんやして植物が吸いやすい形状の窒素を作るってこと??
藍藻天然肥料説??
…………。
まあでも藍藻も生きるのに窒素・リン・カリウムを使うらしいし(だから肥料を溶かした鉢で増える)、藍藻が窒素固定を行うにしてもできた化合物を植物にあげるわけじゃないのかもしれない。
植物vs藍藻でペットボトルの中で栄養の取り合いサバイバルバトルをしてるだけかも。
あーあ、敵だと思われていたアオコが水耕栽培の味方になるムネアツ展開にならないかな
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台所の戸棚に藍藻いました
土の中も水の中も複雑すぎる。
物言わぬ植物のしくみってもしかして哺乳類のしくみよりまだわかってないこと多いんじゃない??
複数の種を同時に発芽させたほうがよく育つこととか、経験的に知られていても原理はよくわかっていないみたいな現象いっぱいありそう。
カラパイアおもしろいよね
なにか未知の現象が起こったらおもしれーからしばらくアオコ対策はしません。
根に光を当てると根の成長が促進されるっていう研究結果とかもどっかで見た気がするし(曖昧)
アオコめちゃくちゃ増えたらすくって拡大して見てみたい。
次回!「虫めがねが無いので氷で作ってみた」
お楽しみに♡(やりません)