あらためて紹介させてください。
ひとつめ!
早朝の2時間だけ太陽の光がさしこみ、
あとは天空光で夕方まで一応は明るい
そんな窓ぎわ、わが家のVIP席
1日数時間なら風通しも良くできます
クソ狭エリアなためペットボトル先着4本様まで
ふたつめ!
天空光の反射光をさらに網戸と窓ガラスに通した透過光しか入らない普通席
人間にはちょうどいいけど植物には暗すぎる
こちらはペットボトル16本までいけますが
常連はかいわれ大根様だけです
風は1ミリも吹かない
みっつめ!
暑さ耐性をお持ちのお客様のみにご案内する特別席
風通し💩湿気MAX、室外機の熱風によるヒートアイランド現象、
加えて1日中ずっと日陰ですが、午後の3時間だけ強めの直射日光をお約束します
多肉植物が枯れた実績あり
今のところどの席にご案内しても全苗が徒長します。初夏でこれなら冬はもっとすごいことになりそうです。
そんなわが家の栽培環境でございました。園芸に向いていません。かしこ
そこで、植物にとって一番マシな環境を探るべく3種類のスポットそれぞれに二十日大根を置いて様子を見てみました。
画像はすべて播種から約3週間たったころの二十日大根です。
VIP席
選ばれしエリートなら一応育つ
狭いためあちこち引っかかって
葉っぱがちぎれる事故が多発
普通席
あぁああ……光を求めし大根たち
本葉が出たあとは現状維持で精一杯
そしてやがて枯れる…
特別席
普通席より多少マシだが…
大根にはなれなさそうな弱々しさ
しかも暑さで元気がない
日照計持ってないので目分量ですが、光の強さは特別席>VIP席>普通席だと思います。
そして日照時間はVIP席≧普通席>特別席。
強い光を短時間当てるのと、やや弱い光を長時間当てるのではどっちが植物の成長に有利なんだろう?と思ってやってみた試みでしたが、今のところやや弱い光を長時間が優勢なようです。(野菜によって違うのかもしれませんが)
モロヘイヤの比較でもそんな結果でした。↓
強い光が短時間のモロ
ちっちゃい
やや弱い光が長時間のモロ
でっかい
おまけ
強い光が短時間のオクラ
小さいけど元気そうではある
野菜の声を可視化してみるとこんな感じでしょうか。
二十日大根「直射日光じゃなくてもいいから日中はずっと明るい光を浴びていたい。強い光よりも長時間の光を希望。光の当たる時間が短いとかいわれ大根の進化系みたいになっちゃう。あと30℃超えはむりしぬ」
オクラ「1日のうち数時間でも強い光を浴びれるなら頑張れる。ただし株が小さくても実がならなくても文句言うなよ。肥料は無限にくれ」
モロヘイヤ「1日のうち数時間でも強い光を浴びれるなら、成長は遅いけどまあ特に問題ない。葉っぱデカくしたいなら1日中の光プリーズ。故郷がアフリカなので暑いくらいがちょうどいい。」
なんか、二十日大根が育つか育たないかで他の野菜がいけるかどうかの判断できそうですね。しらんけど。
ちな普通席のような弱々な光だと長時間当てても意味ない印象です。
少なくとも二十日大根は無理でした。
パクチーやミントは徒長するし成長遅いけど一応いけます。
光飽和点とか光補償点って概念が関係しているらしい。
全部VIP席に置けたらいいんですけど狭すぎるゆえ、置ける数に限りがあり、そもそもオクラのようにでかくなる草は不安定で置けません。
すぐそばに私の宝Nintendo Switchが置いてあるのでひっくり返したら一大事です。
うちの野菜にたくさん太陽光を浴びせるには、VIP席付近にDIYしてスペースを広げるか、でかける際に全ペットボトルを背負って歩く地元の名物おばさんになるくらいしかなさそうです。
あとはアパートの共用スペースの花壇の隣にしれっと置く(だめです)
行商人?
でもあれですよね、人間って昔から環境に合わせて育てる作物を選び生きてきたわけですよね。
降雨量が多く山だらけで四季の気温差が激しい日本と、雨が少なく冷涼で広大な平地が広がるフランスでは農業のありかたも違います。
東北地方の庭つき一戸建てと関東地方の賃貸アパートでも家庭菜園のあり方が違って然るべきです。(?)
光の弱い普通席で、葉っぱ目当てで二十日大根育てちゃうのもありかもしれない。
ひと袋60円のダイソーの種でも、どうせ1年じゃ使い切れないくらいたくさんの種が入っているので。
あとなんかセリとかニラとか、弱い光のもとでも育つ野菜があるって聞いたよ!おらワクワクすっぞ!
二十日大根の間引き菜いり
おみそしる
鮮やかな若草色が目に美味しい
まだ6月半ばなのに真夏のような気温で地球の行く末が不安な今日この頃です。
梅雨どこいった?
このまま温暖化が進んで春は30℃、夏は45℃とかになったらトマトやキュウリは春野菜になってしまうのでしょうか。
関東でアセロラやアボカドがばんばん生産できるようになったらそれはそれでアツい展開です。温暖化だけに。うっさ
種袋に書いてある「まきどき」も、令和版に直さないといけなくなる時がくるかもしれませんね。
おわり。