同じ時期に発芽させたモロヘイヤ3グループのうち、1グループだけ葉がうまく育たないのです。
ぼろぼろ、ブクブクしている本葉
サイズも小さく、育ちきらないまま
次の本葉が生えてきている様子
すぐ隣に置いていたモロヘイヤには異常なし。元気に育っています。
変になったモロヘイヤも、隣で元気にしてるモロヘイヤも、日照量・湿度・気温・発芽した日・液肥をあげたタイミング等、ほぼ同じです。
なんでだ!?
双葉がひらいて大きくなるまでは順調で、本葉1枚目から様子がおかしくなったようです。
根っこはきれい
目視できる異常はなさそう
同じペットボトルに植わっている4本全てに同じ症状が出ているので、水に原因があるかな?と考えました。
もしくは、原因となるなんらかのカビや細菌が1本に発生し、近接した株に伝染ったか。
あわせ技として、なんらかの要因で水中で増殖した菌類が水を介して全株に伝染った可能性も考えられます。
しかし、とりわけ根が傷んでいる様子はありません。
隣の元気なモロヘイヤと同じきれいな根っこをしています。
ググってもドンピシャなものは出てこなくて、原因不明!
なにより、すぐ近くに置いて同条件下で育てていたモロの君がなんともないので、ますます謎です。
うーん………。
なに、体質…??
これは元気なほうのモロ
なんとなくですけど、カビや細菌にガッツリやられてる雰囲気ではなさそうなんですよね。
やられていたとしても影響はまだ少ない感じ。
人間で言うところの「熱あるしスゲーだるいけど鼻水も出てないし喉も痛くない、病院で検査受けたらインフルでもコロナでもなかった」みたいなあの感じね。伝われ
植物の免疫系がどんな仕組みなのか知らないけど、とりあえずノーマルの水と太陽光が一番の養生かなと思ったので、日当たりの良い窓辺で療養中です。
液肥が悪く作用したことも考え、根とスポンジも軽くすすぎました。
葉っぱの形が落ち着いてきた
1週間ほどすると新しい本葉が出てきました。
欠けていたり穴が空いていたりと本調子ではなさそうですが、最初のボロボロの本葉と比べるとだいぶしっかりした形です。
持ち直してくれるかな?
数日たって、そろそろ液肥に戻してみようかと思っていたある日……
双葉に黒いシミのようなものを発見しました。
葉の表裏ににじんだような丸い黒いシミ
黒星病ってやつ?
黒星病の原因菌が生育不良を引き起こしたのか、別の要因で生育不良だったところに黒星病がのさばってしまったのか。
そもそもこれが黒星病なのかどうかも不明ですけど(若い葉には発生しないという情報もあるため)、黒星病だった場合は放置すると症状が全身に広がってしまうようなので、黒いシミの出た葉はカットしました。
よく見かける摩擦や枯れによる葉の黒ずみとはちょっと違う雰囲気のシミだったので、ドキッとしました。
復活してきた?
シミのでた葉を取り除き、水を液肥に換えて2週間ほどたちました。
まだ葉に少し穴が空いていますが輪郭はきれいです。
最初と違って本葉が大きく育つようになりました。
元気なモロヘイヤにもたまに穴の空いた葉が発生しますが、虫の被害ではなさそうなので、モロヘイヤの生理障害の症状なのかもしれません。
今後も注意して様子を見つつ育てたいと思います。
とりあえず枯れなくてよかった!
その後は特に問題なく育ち
摘心できるほどの大きさになったよ
間引きも摘心も葉かきも
初めてやるときは緊張しまくり
最終的に、他の株よりスタートはゆっくりでしたが無事に成長し、摘心後はちゃんと脇芽も出てきました。
なんだったんだろうなー。湿度かなあ。
結局なんだったのかはわからずじまいですけど、初期に葉がボロボロになる症状が出ても一応復活するということはわかりました。
モロヘイヤのあれこれを調べているときに知ったのですが、高温多湿に強い熱帯アジア原産の「つるむらさき」っていう野菜があるみたいです。
わが家の環境ではそちらのほうが育てやすいかもしれません。
ねばねば野菜、大好きです。
モロヘイヤとにんじんのスープは
にんにくをきかせるとウマい
こうして、最初は調子の悪かったモロヘイヤも、今では他のモロヘイヤに負けず脇芽をもさもさつける元気な株になりました。植物は強し。
ばあさんは今日も収穫したモロヘイヤをスープにしてクレオパトラを目指しています。
めでたしめでたし。
おしまい